3rd November 2020
担当:岸田 文明(竹中工務店)
● Airport IFCループの目的は、既存のIFCバージョンについて空港ドメイン内で明確な合意を作成し、IFCスキーマを拡張するために欠落している空港オブジェクトを特定することである。
● 空港の現在の課題は、保安検査システム、自動手荷物預けシステム、自動出入国管理システム、除氷システム及び搭乗橋のような空港固有の対象物のエンティティ―、種類、プロパティー及び数量がないことである。
● エンティティー、カスタムプロパティセット、カスタム数量セット、およびユーザ定義の一覧などの使用に関する合意により、世界中の空港でIFCの使用が増加する可能性がある空港ドメインのオープンな国際標準を適切に使用できるようになる。成果としては、資産ライフサイクルのすべての段階において要件と検証ルールの設定、意思決定の向上などにより情報交換の向上、明確な数量積算など資産ライフサイクル全体の価値が最大化される。
● Airport IFCプロジェクトの草案は2016年に発表され、2020年5月に改訂され、現在の最終版を作成中である。Airport Roomグループは他の空港と協力して、欠落している全てのエンティティ―を特定し、リストアップしている。意志決定フローチャートは、そのオブジェクトが空港固有であるか、他のドメインによってカバーされているかを識別するために開発された。また各国及び国際的なスタンダードとの協業も検討している。 (by Maya Tryfona and Arisca Droog)