5th November 2020

担当:岸田 文明(竹中工務店)

● 空港資産ライフサイクルデータを効率的に管理および標準化する方法についてベストプラクティスと推奨手法を含む空港デジタルツインを通して説明している。

● デジタルツインとは、複数の関係者がデジタル的に協力し、情報構造を組織化することによって規格、プロセス、役割について合意を形成する物理的な実体の本物そっくりなデジタル表現である。リアルタイムプロセス情報およびセンサーデータストリームに関連付けされた情報は、資産および運用の最適化と予測に有効である。リアルタイムセンサーデータと統合されたCDE (Common Data Environment) がデジタルツインを形成する。

● 空港インフラBIMモデル(デジタルツイン)は、ハイブリッドクラウドにより運用BIMモデル(オペレーショナルデジタルツイン)とデジタル接続される。最終的な目標は、運用ディジタルツインと実体ツインが連携された資産運用ダイナミックモデルを構築することである。

● スキポール空港では、統合されたBIMモデルとGISの統合により資産管理プロセスのリアルタイム・ダッシュボードとして機能することが紹介された。ユーザーインターフェースとアプリケーション、デジタルプラットフォームと制御、デジタル/実体統合レイヤー、センサーおよび機器、などのシステム統合レイヤーは、計画段階から運用段階まで、またはIoTテクノロジーやスマートセンサーなどの統合プラットフォームへのライフサイクルBIM活用を可能にする。 (by Basak Keskin and Mohammad Salem)