26th October 2020
担当:有賀 貴志
米国では多くの革新的なプログラムやプロジェクトを実施し、オープンスタンダードの推進等の主導的な役割を果たしている。このセッションではbuildingSMART USAの再始動、AASHTO、GSAの取り組みなどを講演した。buildingSMART USAは2020年にNIBSとBIM Forumの取り組みを継承して活動を再開した。すでに、AASHTOやDOTのプロジェクトの支援、buildingSMART Internationalのプロジェクトに積極的な貢献をしているという。AASHTO(米国全州道路交通運輸行政官協会)は、2019年に道路および橋の設計にIFCを採用することを決議した。AASHTOは政府機関ではないが、各州のDOT(運輸省)と密接な関係がある。インフラストラクチャと資産を効率的に管理するために複数のプラットフォーム間でシームレスにデータを活用するためにBIMおよびIFCを積極的に推進している。モデルを法的文書として使用している州のDOT等があり、AASHTOではモデルを法的文書として使用するためのガイドラインを作成しようとしている。GSAは、施設管理においてBIMとIoTを重点分野とし、 2016年以降、FedRAMP(米国政府機関におけるクラウドセキュリティ認証制度)に取り組んでいる。