3rd November 2020

担当:酒本 晋太郎(新菱冷熱工業)

①MVD Energy Project Update (Germany)

BEM(Building Energy Modeling)のMVD(Model View Definition)を策定するプロジェクトの進捗報告。フェーズ1であるIDM(Information Delivery Manual)の開発報告書に関するサマリーについて説明。そして、今後の予定として、Expert Panel Reviewを経てフェーズ2である「詳細なIDM/MVDの策定」に移行することを説明。

②Potential Use Cases of IFC Spacial Zone

ifcSpatialZoneのユースケースとプロセスマップおよび変換要求を定義し、IDMを作成することを目的とするプロジェクト。ifcSpace,ifcSpatialZone,ifcZoneの違いとそれぞれの位置づけの説明。ユースケースとSpatialZone TypeおよびPsetの関係について説明。さらに、ユースケースとして、建物内の歩行可能エリアや配管・ダクトスペース、運用フェーズにおける各スペースの管理などの紹介。今後、ユースケースごとにシンプルなIDMを作成する。また、エンドユーザーとソフトウェアベンダーにユースケースを共有しソフトウェアへの実装を行う。

③Model-based Building Performance Simulation (Switzerland)

BIMのシミュレーションへのデータ連携のうち、建物のパフォーマンスとエネルギーに関する検討を行うプロジェクトの紹介。ベストプラクティスとして大規模施設のパフォーマンスシミュレーションの紹介といくつかの過去事例の紹介。「これから」の印象。